中国に進出するかどうかは、市場調査の資料だけでは決めきれません。中国語のページ、問い合わせの窓口、少額の広告を用意して3〜6ヶ月動かし、中国から実際にどんな反応があるかを確かめてから決める方法があります。見るのは受注ではなく、アクセス・問い合わせ・WeChat の追加・引き合いの中身といった「反応」です。
なぜ「反応」を見るのか
受注まで届くかどうかは、製品・価格・営業の力にも左右されます。テストの段階で確かめたいのは、中国にこの製品を探している人がいるか、どんな相手が、何を聞いてくるかです。これが分かれば、本格的に進めるか、切り口を変えるか、今は見送るかを、データをもとに決められます。
用意するもの
| 用意するもの | 役割 | ポイント |
|---|---|---|
| 中国語のページ | 見つけてもらう・読んでもらう | まずは1ページでよい。中国から表示できる形で |
| 問い合わせの窓口 | 反応を受け取る | 中国本土は WeChat・WeCom。中国語で翌営業日までに返せる体制 |
| 少額の広告 | 見てもらう人を集める | Baidu 広告などで、狙う語に絞って出す |
| 聞き取りの型 | 反応の中身を比べられるようにする | 会社名・業種・用途・数量・時期を毎回同じように聞く |
3〜6ヶ月の進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 最初の1ヶ月 | 狙う相手と語を決め、ページ・窓口・広告を用意する |
| 2〜3ヶ月目 | 広告を出し、問い合わせに中国語で応対する。届いた引き合いを1件ずつ日本語でまとめる |
| 4〜6ヶ月目 | 反応の多かった語や相手に絞る。引き合いの中身を見て、本格的に進めるかを決める |
結果の出口は3つ
- 進める:反応があり、相手の中身も狙いに合っている。本格的なサイト・広告・窓口の継続に進む
- 切り口を変える:反応はあるが、相手や用途が想定と違う。狙う相手や伝え方を変えてもう一度試す
- 今は見送る:反応が少ない。そう判断した根拠と、次に変えるなら何かを残しておく
「今は見送る」も、根拠のある判断です。大きな投資をする前に分かったことが、テストの成果になります。
よくあるご質問
市場調査だけではいけないのですか。
調査は「市場があるか」を教えてくれますが、「自社の製品に、中国から実際に問い合わせが来るか」は、動かしてみないと分かりません。両方を組み合わせるのが確実です。
サイトがなくても始められますか。
始められます。まずは中国語のページを1つ用意すれば足ります。
テストで受注まで保証されますか。
受注は製品・価格・営業の力にも左右されるため、保証するものではありません。テストで確かめるのは、中国からの反応と、その中身です。
